ついにジブリ作品が配信!?
先日、ジブリ作品がついにストリーミングでネット配信されるとのニュースが飛び込んできました。(スタジオジブリからの公式な発表が見当たらないので、若干本当かどうか怪しみましたが…。)
ただし、今回のニュースを信じるとすれば、ネットでの配信権を獲得したのはアメリカの大企業ワーナー・メディアであり、北米での配信権利とのことなので、日本ではまだ何も決まっていないということです。
肝心の配信サイトですが、ワーナーが北米にて来春からサービス開始予定の「HBO Max」というストリーミングサービスサイトだそうです。
サービス開始と共に「もののけ姫」を含めたジブリの21作品が視聴可能で、少し遅れて秋から「風立ちぬ」が配信されるようです。
HBO Maxの日本でのサービス開始については未定のようなので、日本でのジブリ作品のネット配信はまだ行われません。そもそも今後ネット配信を日本でするのかどうかも分かりません。
ただ、自分も数年前まではジブリがネット経由(=完全デジタル)での商売(言い方が悪いかもしれませんが…)をするとは考えていなかったのですが、以前のブログで書いたように、近年はジブリも比較的デジタル形式での関連商品販売に寛容な気がします。
それこそ、一連のジブリ作品のシネマコミックシリーズが電子書籍で販売されたり、公式サントラが音楽配信サイトで販売されるようになったり、宮崎駿監督自身が初めて全編フルCGで短編作品を制作したり…。
だんだんと完全デジタル状態での商品というのを増やしているようなので(というか、時代の流れで世間的にそうせざるを得ないというのもあるのでしょうけど…。)、日本でのジブリ作品のネット配信というのも、全くない話ではないと思います。
そういえば、ちょうど、もののけのメイキングである「『もののけ姫』はこうして生まれた。」の中で、ジブリ作品がディズニーからビデオで発売された時の話がありました。
当時はジブリも、映画館での上映とテレビでの過去作品放映を中心に展開していたので、まだ映像記録媒体での作品販売をしていなかったのですが、それがディズニー側からの話でビデオで販売することになり、その話を発展させてもののけの全米公開へと繋がったとか何とか…。
ここで言いたいのは、当時もジブリはビデオ化…映像記録媒体での大量販売という時代の流れに「遅くなりながらも」加わったということです。
何か主義のようなものがあったのか、それともたまたま話がなくて遅くなったのかどうかはわかりませんが、いずれにしろそれまで映画館やテレビ放映など「生」で観てもらうということをしていたジブリ作品が、ビデオという記録媒体で販売されたわけです。
…個人的には、何か今のネット配信の話題に似てるような気がします。
最終的に日本でネット配信がされるのか、されるとすればいつになるのか、どの配信サイトなのか…いろいろ考えるときりがないですが、意外と日本での配信もそう遠くないうちに始まるかもしれませんね。