やっとここまで来た…
一次創作の話です。
下請けで入った大きな仕事が忙しくてなかなか時間が取れませんでしたが、昨年から書き続けてきた作品がやっと形になりそうです。
今月中か来月初めには書き終わりそうです。と言っても、その後に推敲があるのでまだまだ完成ではありませんが…。
推敲も、書きながらも常にやっているのですが、それでもやはり全体を通して読んでみると「あれ?」というところや、設定上の矛盾、文章のリズムの悪さ、不要なシーン・会話などなど色々と出てくるもんですね。
当初は秋くらいには…なんて言ってましたが、案の定、今年中にできるのかといった感じになってますね…笑
年末年始は毎年時間が取れる貴重な期間なので、そこで仕上げたいなとは思っているのですが…。
今回は初めての長編で、なおかつ初めての娯楽小説なのですが、やっぱり楽しいですね。ずっと自分の頭の中にあった物語を形にするというのは。
趣味として、本当に楽しみながら書けたような気がします。(表現力のなさに悩みはしましたが…笑)
文章表現はあんまり無理して自分色を出そうとせずに、あくまで物語メインで書いたつもりです。今回はいわゆる「小説のルール」(会話文の文末は、「。」を付けないだとか)に則った書き方で書いてますし。
文章も出来るだけ簡潔に、短めに区切っているので、文字数の割に短期間で読めるような気がします。(もちろん、読んでもらえるかどうかは別問題だと分かっていますよ!)
ただ唯一、「登場人物たちの心の中の声は書かない」という点だけは変えずに臨んだのですが、これがいざ完成に近づいてくると、ちょっとまずかったかなぁと思えてきていて、う~ん、という感じです。
地の文が単調過ぎちゃって…ね。淡々と登場人物の言動を書くだけになってしまったので、これは小説というより脚本じゃないか、と。
いわゆる客観視点小説といえば聞こえはいいのですが、そこまでの表現力もない自分が登場人物たちの心情を言動で描写しようとしても、それは無理な話なんですよね…。
短編ならまだしも、長編となるとさすがに延々と単調な地の文が続いてしまうので、ごまかしが効かないことが良く分かりました。
やっぱり次の作品では心の声も書かないとだめかな~、と悩んでいます。
心の声を書きたくないのは、第一には、読んでくださる方に、登場人物に感情移入してもらうのではなく、あくまで別の人間として共感をして頂きたいという思いがあるからでありまして…。
そして第二に、映像として思い浮かびやすいかなというのがあります。
関係はないですけど、ジブリ作品も心の中の声は基本的に出していないですよね。(漫画ナウシカは別)
他のアニメだとわりかしありますが。
とはいえ、心の中の声があってこそ文章表現が豊かになりますし、色々な語彙も使えますし、ネット上には心の中の声を書かないと小説ではないという人もいるくらいですから、悩みます。
脚本になってしまってる感はいがめないですしね~。
でもとりあえずは、初めての長編が形になってきてるのでそこは嬉しいです。
まだまだ形にしたい物語がたくさんあるので、それらを書くのも楽しみになってきています。
あ、もちろんもののけその後小説も完結させるので!(需要は無いけど、自分の中で「生きろ」に、けりをつけなければなりませんし)
来月で12月ですね。早い早い。急に寒くなってきましたし、皆さん体調管理は万全に!
それでは、また来月。