コロナめ…
別にコロナに感染したわけではないのですが…。
コロナ関連の話題でいろいろ気が滅入りますよねぇ。
そんな中で、最近論争の的となっているのが、オリンピック。
本来去年の開催だった東京オリンピックが、延期されて今年に。
ところが、未だに終息する気配のないコロナ禍にあって、再び開催の是非が問われています。
みんなそうなんでしょうが、いろいろと、考えてしまいます。
8年前、オリンピックが東京で開催されると決まった時、ニュースなどで散々、喜んでいる人達や逆に冷めている人達の様子が報道されていましたよね。
自分は完全に後者の方で、「別に観に行くつもりもないし、やってもやらなくてもどっちでも」という状態でした。
小中高と陸上競技をしていたので、今までもテレビで陸上は観たりしていましたが、会場にまで足を運ぶかというと、絶対にそれはないと思っていましたし、今でもその気はないです。
なので、当時は喜んでいる人達を「勝手にどうぞ」と思っていました。
ところが、ですよ。
いざ、コロナ禍となって、東京オリンピックの開催が論争の的ととなった去年くらいから、今まで散々どうでもいいと冷めた気持ちで見ていた東京オリンピックの開催が、他人事のように思えなくなってきたんです。
最近の、オリンピックの中止を求める声に、思わずにはいられないんです。
開催が決定した8年前のあの時、あんなに喜んでいた人達は、今は一体どんな気持ちなんだろうか、と。
彼ら彼女らが楽しみにしていた、あれだけ嬉しそうにしていたオリンピックというものが、今では「人々を危険にさらすもの」とされてしまい、開催推進派はまるで「金の亡者」や「人の健康を顧みない人間」、「感覚が麻痺した融通の利かない人」みたいな言い方をされている状態じゃないですか。
オリンピックを楽しみにしていた人達だけでなく、本来主役であるアスリートの方々にも同じことを思ってしまいます。
2013年に東京オリンピックが決定した時、当時のアスリートの卵たちは、東京オリンピック世代と呼ばれて、そこを目標に何年も努力してきたはずなんです。その目標であり、「夢の舞台」であるオリンピックが、今や先述のように、まるで悪者かのような言われよう。
彼ら彼女らは、一体どんな想いで今を過ごしているんでしょうか…。
自分だって、一応小中高と陸上競技をしてきた身ですので、そういう想いも少しは分かりますし、種目によっては競技人生が短く、8年の間隔を開けたらもはや最盛期はとっくに過ぎてしまうというのも知っています。
今まで目標としてきたオリンピックが、あるいは楽しみに心待ちにしていたオリンピックというものが、まるで悪者のような扱いをされてしまい、なんだか哀しい気分です。
あれだけどうでもよかったはずなのに、どうしてこうも気になるのか…。
あれだけ、オリンピック開催を盛り上げようと何年も頑張ってきた方々やアスリートが、不憫でならないです。
もちろん、全てのアスリートやファンがそうではないと思います。このタイミングでオリンピックなんてとんでもない! と考えているアスリートやファンもいると思います。
でも、そうではない人もいるというのを、理解して上げてもいいのかなと。
ちょっと前にニュースで流れていた、ある水泳選手への、オリンピック反対への同調を求めるコメントと、それに対するその選手の返答を見て、本当に心苦しかったです。
今、世間的にはオリンピックの開催に反対の声が大きいですよね。それはそれでより多くの人たちがそう考えているということなので、当然のことです。ただ、一方で異なる視点を持ったアスリートやファンの方々は、現在、言葉を発することが躊躇われるような立場に追いやられてしまっているような気がします。
メディアやSNSを中心とするネットの大きな声によって、自分達の想いを表明しずらい世の中になってしまっているのではないかと、心配になります。
言っておきますけど、当然、あまりにも当たり前のことですが、人々の安心と安全が何よりも優先されるべきことだと分かっています。
今は、医療従事者や関係者の方々にこれ以上負担を掛けてはいけないと、理解しています。
自分が言いたいのは、「オリンピックやってもいいじゃないか!」とかそういうことではなくて、中止を求める人々の一部に、ずいぶんと強い口調や、あるいは当たり前のようにオリンピック開催推進派=政府関係者または利権関係者みたいな論調があったりすることが、非常に腹が立つということです。
もっと他に、アスリートやファンの方々に掛ける言葉があってもいいのではないかと、思わずにはいられません。
思うんですが、開催に反対している方々は、基本的に普段から不要不急の寄り道や外出を一切していない人達ですよね?
じゃなかったら、人のこと言えるはずないですし…。
何年もかかって人生を費やして努力してきた、あるいは準備してきたものよりも、もっと大事な用事があるときだけ、(仕事や家庭のこと、冠婚葬祭など以外で)外出・寄り道している人達でなかったとしたら、人のことうんぬんよりも、自分のことをどうにかすることが、むやみにコロナ感染が拡大するのを防ぐことにもなるはず。
というか、よくよく考えれば現在オリンピック以外のスポーツも結構やっていますよね。
芸能関連だって屋内でお客さん入れてやってます。
確かに、オリンピックともなれば動く人の数も多いんで、規模が違うんでしょうが…。
個人的には、オリンピック開催するなら最低限、無観客だと思っています。
それと、開会式や閉会式、関連イベントなどは全て無しとしなければ、最低限「安全に配慮した」とは言えないような気がします。(もちろん個人の意見です)
会場で観たかったファンの方や、開会式・閉会式のために長い時間をかけて準備してきた方々には本当に申し訳ないですが、やはり今の状況からすると、これが最低限、なのかなと。
これもまた当たり前の話ですが、開催反対派も擁護派も、自分達の考えこそ国民の意見であるとは思うべきじゃないですし、何が正しくて何が間違っているかなんて、その人の基準によって変わりますし、誰にもわからないのが本来のはずじゃないですか。要するに、そこにあるのはあくまで個人の意見の集まりであって、絶対的な基準がない以上は、自分の意見と別の考えを持つ相手側への配慮というのはあって然るべきですよね?
医療従事者や関係者の方々の負担を減らすという意味では、オリンピックに限った話でなく、そのほかのスポーツ・芸能一般に言えることだと思います。
そういえば、最近仕事で現場が遠いところが多いのですが、通勤途中に車で横切る道の駅や、観光スポット近辺では、非常に多くの県外ナンバーを見ます。というか、県外ナンバーだらけです。土地柄首都圏が近いので、ほとんどが首都圏からの車です。このことについて、他の同業者さんも口をそろえて言っているのですが、休日・祝日のたびに県外ナンバーが大量に観光スポット近辺に溢れているので(業界的に土曜日と祝日は休み関係ないので、通勤する)、緊急事態宣言もなにもあったものではないです。
しかも、自分が住んでいる地域は某キャンプアニメの舞台真っ只中で、そこらじゅうにアニメに出るらしい景色や施設があり、毎週食品を買いに行くスーパーも店名を変えて作中に出てるらしいのですが、何しろ観光客(ファン?)らしき人の多いこと!
町おこしとしてはとても助かってはいるし、ありがたいことなのですが、ちょっとこのご時世でどうなのかなという思いもなくはないです…。
長くなってしまいましたが、コロナ禍で自分自身含めみんなが振り回されているような状態で、あ~あとなってしまいます。
ワクチン接種が始まったとはいえ、あれはあれで「大丈夫かなぁ~」と疑心暗鬼になりますし…。
毎度のごとく言っていますが、早く終息してほしいですね。
今回は全くジブリとも創作とも関係ない話でしたが、これにて。
最後に一言だけ言わせて下さい……
……コロナ、死ね!!