プロフェッショナルを観た

2024年01月07日

年明け一発目です。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。


年末年始は実家に帰っていたのですが(といっても隣町なのですが)、そこで録画してもらっていたNHKのプロフェッショナルを観ました。もちろん宮崎駿監督の回です。


まず、「君たちはどう生きるか」について、自分の受け取り方は監督が意図していたものとはけっこう違ったかなという印象でした。

登場人物について、過去に一緒に仕事をしてきた方々を念頭に置いて設定していった旨が、監督自身の言葉と設定画から分かったような気がします。

番組制作側の考えが多分に含まれてはいましたが、監督自身の言動からしても大叔父が故高畑監督を念頭に置いていたのは間違いないですよね。

「君たちはどう生きるか」は、全体的に宮崎駿監督自身の話であり、それを見せた上で、君たちはどう生きるか、ということなんでしょうね。

番組内では、故高畑勲監督のことを中心に作品を追っていましたが、もう一つ大きな要素であった、宮崎監督と母親(ヒミ)とのことについては言及がありませんでしたね。(時間的にも厳しかったのかもしれませんが)

そこももう少し掘り下げて欲しかった気もします。

あと、番組全体としては「君たちはどう生きるか」の製作過程を追うというよりも、監督自身のことを追っていくというのがメインでした。(まぁ、番組の趣旨的には当然といえば当然)

その中で、後半の監督の姿を観ていて、自分の祖母を思い出してしまいました。

昨年亡くなった祖母には10年以上前の大学時代に本当にお世話になっていたのですが、一緒に過ごしていく中で色々とありまして。

何というか、だんだんと今までできていたことができなくなっていったり、突然ふとした時に身の回りのことが分からなくなったり、夜になると、急に不安を感じ出して様子がおかしくなったりと、少しずつ、兆候が出てきた頃だったんです。

それが、祖母が今の宮崎監督と同じ歳の頃で、番組を観ていて、監督の空気感というか言動というか、そっくりだったので、色々と思い出してしまいました。

夜に監督からの電話を受けた鈴木Pの反応が、当時の自分の心境と全く同じで、会話の内容は分かりませんが、なんか、祖母のことを思い出して仕方がなかったです。

もちろん、ドキュメンタリー番組というのは時間的な制限がある上に、見せ所を絞ってまとめなければならないので、あれらの宮崎監督の姿というのはほんの一部分の切り抜きであるというのは分かっています。

でも、あの番組を見て、何とも言えない複雑な心境になったのは確かでした。


他にも個人的に思ったことがあるのですが、長くなりそうなのでまた別の機会に書きます。

そういえば、一次創作の方もずっと書き続けています。

現在、当初の予定であった10万字までいったのですが、まだ中盤の終わりくらいのところなので、やっぱり13万~15万字までいってしまいそうです…。

今年中には書き上がるはずなのですが、思っていたよりも遅くはなりそうですね…。

本当に、一つの作品を創るということがどれだけ地道で、じりじりとにじり寄っていく行為であるということなのかが、身に染みて分かってきたところです。

書きあがったところで、まだまだ何度も読み直してブラッシュアップしていかなければならないので、気が重くなってしまいます…。


ということで、今年中に投稿サイトの方でお披露目したいと思っていますので、そちらもよろしくお願い致します。

それではこれで。

また来月。





Since 11 May 2010
Powered by Webnode
無料でホームページを作成しよう! このサイトはWebnodeで作成されました。 あなたも無料で自分で作成してみませんか? さあ、はじめよう