受験の時期になると
明日は急遽休業となってしまったため、ちょっと時間もあるので更新。
今回も個人的な思い出話ですが。(需要がなくても書きたい事を書く!)
年明けて少し経った今の時期、学生の皆さんは受験シーズン真っ只中ですね。
毎年、この時期になるとニュースで受験関係の報道がなされていて、それらを見ていると自分が学生だった頃のことを思い出します。
特に思い出すのは大学受験。(高校受験はそんなに大変ではなかったので)
自分が通っていた高校は地元の小さな高校で、4クラスしかない普通の公立高校でした。(今現在は別の二校と統合され、名称も変わってしまいました…地方の学校の宿命ですね…)
で、4つのクラスの内、1組と2組は就職とか専門学校とか短大とかに行く子が多い普通科で、大学受験をする生徒は少数なクラスでした。一方で3組と4組はそれぞれ私立大学、国公立大学を目指している生徒がいるクラスとなっていて、科も普通科ではない別の名称となっていました。
自分はその中で1組だったのですが、もともと大学は行こうと思っていたので、そのクラスでは少数派の大学受験する生徒でした。
確か、自分の場合は高校3年の6月くらいに部活を引退したあと、そのくらいから本格的に受験勉強を始めたような気がします。
順番があやふやなのですが、確か最初は指定校推薦(高校に大学側から「あなたの学校だったら、何名までならほぼ受験なしに入学させてもいいですよ」という超便利な入学方法…笑)を狙って、成蹊大学というところの指定校推薦があったのでその校内選考に応募したんです。もちろん、誰でも応募できるわけではなくて、学業含め部活やクラスでの生活態度など含めて、指定校推薦に送り出すのにふさわしいとされた生徒が応募できて、そのうえでその中から実際に推薦する生徒が選ばれるんです。
で、成蹊大学の場合は校内から一人だけ指定校推薦が利用できるということで、自分としては「選ばれたらラッキー」程度の気分で、担任の先生と相談したうえで応募したんです。そしたら、やはり他のクラスにも応募した生徒がいるということで、校内選考となったわけですね。
校内選考は進路指導などの先生が集まって会議で決められるそうなのですが、確かその会議が学校が休みの日に行われたんですよ。
で、その校内選考の日、自分は当然休みなので家にいたのですが、いきなり家に電話がかかってきたんです。親が出たのですが、どうも担任の先生からだったみたいで、何故か、今から学校に来て欲しい、と。
なんとなく、指定校推薦のことかなぁ、とか思いつつ休みの日に学校に向かった記憶があります。
学校に着いて、職員室に行ってみたら、担任の先生(女の先生でした)が明らかに申し訳なさそうな表情をしていて、いやもうそれで十分に分かりましたという感じだったのですが、とりあえず座って話そうということで面と向かって話をしたんです。
そしたら、急にその先生が泣き出しちゃって、「ごめん」と。
正確な言葉までは思い出せないのですが、どうも会議で自分のことを推して粘ってくれたそうなのですが、結局は別のクラスの生徒が選ばれたということで、本人である自分以上に校内選考に落ちたことを気にしているみたいだったんです。
近くにいた学年主任の先生も、○○先生すごい頑張ったんだけどねぇ~、的なことを言ってフォローしていたのも覚えています。
自分としては選ばれたらラッキー程度に考えていたので、まさか担任の先生が泣いてしまう事態になるとは思っていなかったので、それはもうかなり驚いて、いや全然大丈夫ですと。
実際、指定校推薦が駄目なら、自力での進学目指して本格的な受験勉強へとさっさと切り替えるつもりでしたし、むしろこれで覚悟が決まったので受験勉強に集中できますと伝えて、その日は帰りました。
この時の出来事がすごい印象に残っていて、部分的に飛んではいますが、映像であの時のことが未だに思い出されます。
その日から、生涯で初めて勉強というものに集中して取り組んでみて、気が付けば指定校推薦先の成蹊大学よりも少し良いところに進学することができました。ドヤっ! (渋谷は青山にある某大学)
担任の先生も学年主任の先生も喜んでくれたので、何とか最後は笑顔で終われることができたということで本当に良かった。(1組の自分がその高校としてもなかなかの大学に合格できたことに、3、4組にいた友達やあまり関わりのなかったそこの担任までも驚いてた! してやったり!)
今思うと、大げさではなく、担任が目の前で泣いてしまったあの日に、何か「受験」というものに対して自分のスイッチが入ったのだなぁ、と。
受験とかどうでもいい人達にとっては全く興味のない話なんでしょうけど、個人的には今の時期に必ず思い出す良い思い出です。
それと、実は、自分の大学受験の想い出は「もののけ姫」と結構絡んでいまして、というのも過去に何度も書いていますが、もののけにハマったのが高校三年の頃だったので、何かと大学受験の記憶にもののけが混ざっているんです…笑
小さい頃に劇場や金ローで観た記憶などほとんど残っていなかった当時、最初はレンタルDVDでもののけを観まくっていました。
ハマりにハマっていたので、「もうDVD買うか!」となっていたのですが、その頃にはもう受験勉強も本格的に始まっていたので、一旦我慢して購入を先延ばしにした記憶があります。
で、13年前の一月。2010年の一月ですね。センター試験(現在は共通テストと呼ばれていますね)も間近となっていた当時、金ローでもののけが放映されたのですが、この時、観始めてしまうと勉強する気がなくなってしまうと分かりきっていた自分は、流石に受験シーズン本番が直前となって非常に大事な時期であることも分かっていましたので、本当に後ろ髪を引かれる想いでテレビのある一階リビングから二階の自分の部屋に上って行った記憶が鮮明に残っています。
徹夜とかはしなかったし、勉強といっても好きな音楽聴きながらそれほど気負わずにやって、毎晩夜11時までには寝ていたので、言うほど大変でもなかったですが、趣味は我慢していたし、それなりに頑張っていたと思います。(親も、勉強しなさいと言うタイプではないので、一度もそういうこと言われたことないですし、比較的気楽にやれる環境だったかもしれません)
そんなこんなで2月が終わる頃には全ての大学試験が終わって、その後の合否発表で第二志望に合格した(第一志望は自分のレベルより上で無理そうだったけど、一応とりあえず受けたという感じなので、実質第二志望合格は希望通りの結果)こともあり、3月には無事に高校も卒業して長い春休みを迎えたわけです。
そしてそこで、今まで我慢していたもののけ熱が爆発し、もののけDVDを買い、春休みで自分以外誰もいない家のリビングでそれこそ数えられないくらい繰り返し観まくりましたよ!
大学入学祝いに親に買ってもらったノートパソコンで、早速当時のもののけ二次創作サイトなど漁ってこれまた観まくっていたのも思い出します。(そういう目的で買ってもらったパソコンじゃないんですけどね…)
今だったら高校生でもスマホなんて持つの当たり前くらいだから、ネットも自由に見放題なんだろうけど、あの頃はまだまだそんな次元じゃなかったので、家の据え置きパソコンを借りてネット上を回っていたんですよ! だからノートパソコンが手に入ってどれだけテンション上がったことか…。
そういえば、その時点で、なんとなく自分のもののけサイトを開設したいとも考えていて、実際その後、大学入学後の忙しさも一通り落ち着いた5月にはもう初代「東の果て」をオープンさせていました。
あの時は熱がすごかったなぁ~。
と、自分の話はここまでにして。
毎年、この時期になると受験生の方…いや、就職も含めてそれぞれの道に向けて取り組んでる学生さん達の姿をニュースで見て、応援したくなると同時に、ちょっと羨ましい気持ちも湧いてきます。
たぶん、本人達はそれぞれに未だ学校卒業後の視界がひらけない中にありながらも、卒業後の新たな人生に向けていよいよ加速していく今の時期が一番大変なのだと思うけど、春に向けてのその加速感というか、これまで耐えてきたものがもうすぐ終わる感覚というか、そういうものを感じられるのは社会に出た後だとなかなか体験できないですもんね。上から目線でしょうけど、今のその心境を大事にして下さいな。
春になって、どんな展開になっていようとも、それが結末ではないですし、まだまだ先は長いですからね。
これを読んでいる方に学生さんがいるのか分かりませんけど、もしいらっしゃったら、何年も経ってから今のことを思い出した時、良い思い出だと言えるようになるといいですね。そして、そうなることを願っています。
さてさて、自分自身が高校卒業後に当時のもののけ二次創作サイトを探して回って存分に楽しませて頂いたように、今の学生さん達が大変な山場を終えた後の余暇でこのサイトを見つけた際には存分に楽しんでもらえるよう、自分も頑張って内容を充実させていかなければ!(まとめ)
ということで、今年二発目のブログは受験シーズンの話題でした~。
また来月!