夏!!
7月になりましたね!
梅雨明け後もしばらくは曇りや雨が多く、涼しいなぁ~と思っていたら、ここ数日で一気に暑くなってきました。
山での仕事なので、この時期は疲れすぎて毎日ぐったりしています(笑)
ところで、今月12日にはもののけ姫公開21周年となりました。
21周年って…。あまり自分の年齢も考えたくない年代になってきたのですが、それにしてももうそんなに経っているとは…。
自分が当時もののけ姫を劇場で観たのは6歳の頃だったのですが、その時のことで覚えていることといえば猩々の不気味さと、最後の一面野原になってサンとアシタカが会話しているシーンくらいでした。
むしろ、よく覚えているのはその後の第一回目の金曜ロードショーでの放映時ですね。
小学生だった自分は、同じくテレビでもののけを観た友達と「黙れ小僧!!」とよくモロの真似をしていたのを覚えています。(あと、やはり猩々の「行け、俺達人間喰う」の台詞も流行りましたね。笑 意外と、子供たちには猩々のインパクトというのは強かったのかもしれません。)
本当、懐かしいです。
1997年当時の記憶はあまりありませんが、「『もののけ姫』はこうして生まれた。」を観るとなんとなく当時の雰囲気というか、「空気」みたいなものを思い出すような気がします。
あの頃はこんな社会(出来事や人々の髪型・服装、身の回りのちょっとした道具や電化製品、町の様子とか)だったんだなぁと。
映像に記録されているほんの些細な物事が、「あぁそうそう、今ではすっかり忘れているけど、小さい頃はこうだったんだよね~。」と懐かしんでいる自分がいます。
「『もののけ姫』はこうして生まれた。」 って、もののけのメイキング映像であることはもちろんですが、個人的には少年時代の記憶でもあるんですね。
まだ幼かったあの時、自分が同じ集落の友達と毎日のように夕方まで外で遊んでいたあの時、同じ時間、同じ世の中でジブリではもののけ姫を制作していたんだなと考えると、とても感慨深いです。だから、メイキングの中で「○月○日、~がどうなった」とかいう記録を観ていると、「この時、自分は何してたんだろうな。」って思ってしまいます。
なんだか井上陽水の「少年時代」が聴きたくなってきました(笑)
ところで、全部が全部ではないですが、もののけ姫共々ジブリは夏上映開始のパターンが多いので、どうしても蝉の声を聞くと「今年もジブリの季節到来!! 今年のジブリ映画はなんだっけな…。」と考えてしまいます。
もちろん今年は公開しませんけど。
ちなみに、個人的に一番夏が似合うなと思うジブリ作品は、近藤監督の「耳をすませば」です。まさに青春といった感じ。(「耳をすませば」も大好きな作品で、一時期はかなりハマってました。)
もし、ジブリの次回作も夏公開になるのであれば、今この時に少年少女時代を送っている子供たちがその作品を観て、その時はあまり印象に残らなくても、いずれ大きくなって同じ作品を観た時、同じように思い出すのかもしれませんね。その当時の世の中を。そして、その中でそれぞれが送っていた少年少女時代の夏の日々を…。
これはジブリ作品に限った話ではないですが、心地よい懐かしさを呼び起こす作品を創り出す製作者のみなさんには、本当に感謝の気持ちしかないです。