興行収入
今年中にもう一回更新すると言いながら、ぎりぎりになってしまいました。
とりあえず、今日が仕事納めとなっていたため、仕事終えてからの更新でいいかなというのと、もう一つ、今週月曜以降になれば例の興行収入が分かるため、ちょっと遅くなってしまった次第です。
さて、もうタイトル通りですよ!
千と千尋、越されましたね!
まぁ、超えられるのはほぼ確実だったとはいえ、本当に驚きです。
いつかは越されるだろうけど、それはまだまだ先のことだと思っていたので。(そうはいっても、千と千尋も気が付くともう公開から20年近く経っているんですよね…。)
あとは、これからどれだけ鬼滅が伸びるのか注目ですね!
もののけや千と千尋もそうですが、鬼滅の刃も好きな方が何度も観に行っているというのもこれだけのヒットの要因の一つのようです。(これは、もしかしたら近年の大ヒット作品の多くに言えることなのかもしれません。「君の名は」とかもそういった話を聞いたことがあります。)
本当、コロナ禍でなかったら軽く400億とかいってたかもしれないですよね…。恐ろしい…。
で、早くも今から考えてしまうのが、次、鬼滅が越される時のこと。(気が早い!)
別に意地悪で言っているわけではなくて、本当にいろいろ考えをめぐらせてしまいます。
だって、千と千尋が記録をもっているのが普通だとずっと思っていたところに、ここ数か月でいきなりそれを超える作品が出てきたわけですよ。
小学生の頃からつい数か月前まで、鬼滅というものが出てくるなんてことは全然知らず、ましてや新記録を打ち出すなんて思いもしなかったわけです。
次、新たに新記録を樹立する作品というのは、一体どんな作品なんでしょうかね。
そして、その時の世の中というのは、どういう状況なんでしょうか。
鬼滅の刃、観てもいないのに早くも次のことを考えているという…笑
あ、もちろん、興行収入に重きを置いているわけではないですよ!
それは、人生で一番大切な作品が「かぐや姫の物語」である自分が何より思い知っていますから!!
舐めんなよ!(舐めてないのは知ってます。)
こちとら24億円代だぜ!
これでも普通の作品であればいい方なんだけど…かかってる費用がね…この倍以上ですから…ね。
へっ!
冗談はとりあえず、負け惜しみでもなんでもなく、実際問題として必ずしも何度も観た作品…いわゆる「ハマった」作品が、その人にとって一番心に刺さった作品…大切な作品であるとは限らないですよね。(もちろん「必ずしも」ですから。当然ハマって何度も観た作品が一番大事という方もいるというのは分かっています。)
皆さんは、もし地球が滅びて人類が他の惑星へ移住しなければならなくなった時、「映画は一人一つまでだからな!」と言われたら(←誰だよ)、何の映画を持っていきますか?
選べないという方もいるかもしれませんし、悩まず「これ!」という作品を持っている方もいると思います。
自分自身は後者の方で、先述の通り「かぐや姫の物語」を持っていきます。
前にも書いたように、もののけ姫は一番ハマった映画ですし、大事な存在であるのは変わりありません。
でも、本当に胸にぐさっと刺さり、どうしようもないほど心が揺さぶられたような、よく分からない複雑な想いを抱かされたのは、「かぐや姫」です。
どれが一番か決めるなんて邪道だと思う方もいるかもしれませんが、それでも私は自信をもってかぐや姫を持っていきます。
「かぐや姫の物語」に出会うまでは、どれか一つしか選べないと言われても、「あれもこれも、どれもいい作品ばかりなのに、一つなんて選べない!」という感じでした。
どの作品を観ても、その時に感じた感動も興奮も本物ですし、好きな作品はいくつもあります。
外国映画でいえば、「The Jacket 」(the Jane Doesの曲が良くて、CDも買ってしまいました。今では貴重?)や、「ONCE ダブリンの街角で」(こちらはサントラ買ってしまいました。)、「ゾンビ大陸アフリカン」(確実に邦題で損してる。誰がこんな邦題つけたのやら…。)、有名どころでいえば、ジブリ作品はもちろん好きですし、黒澤明監督の「乱」、何気に土橋章宏さんの「超高速!参勤交代」もかなり好きです。
もともと親の映画好きもあって、マニアほどではないにしても、小さいころからなんとなくいろんな映画を観てきて、その中で印象に残っている作品や好きになった作品は上記以外にもいくつかあります。
でも、それでもやっぱりかぐや姫は違う。
こう、心身を守るためにその回りを囲む、たくさんあるいろんな壁をスッとすり抜けてきてしまって、真っ芯に突き刺さってじんじんとずっと痛く響くあの感覚…。
これさえ手元にあれば、例え何度も観ることはなくても、やっていけそうな気がします。
映画だけではなく、音楽でも同じように一曲だけといわれた時に「これ」というものがあります。
宮本笑里さんの「水月」です。
この曲は、もともとTVで放送された旅番組(京都を舞台にした特番だったかな…)のためのBGMです。
なので、曲自体はとてもシンプルです。シンプルだからこそ響くというのもあるのかもしれませんね。
この曲を聴いた時も、かぐや姫の時と同じような感覚でした。…というか出会いはこちらの方がかぐや姫よりも早かった。
もう10年近く前に知った曲ですが、その時からずっと、そして今でも、自分が死ぬ前に一曲だけ聴けるとしたら、この曲だと決まっています。(縁起でもないですが、葬式で流して欲しい。本当に。)
上の二つの作品に共通しているのは、どちらもたくさんある「好きな作品」の中からわざわざ考えて選んでいるのではないということ。
選ぶとかの次元じゃない。
それじゃなきゃ駄目なんですよね。
時々、その人にとって大事な映画や本、音楽などを尋ねる「あなたの一本は?」という質問を見かけますが、正直「かぐや姫の物語」と「水月」に会うまでは、この手の質問をよくあるありふれた質問と軽く見ていたのですが、自分自身がそういう存在と出会ってからは、見方が変わりました。
本当に、そういう存在が出来るものなんですね。
あ、でもまだ、大切な「一冊」には出会ってない…。最近は本もあんまり読まないからなぁ…。
毎度の如く話が逸れていますが…。
改めて。
2020年の暮れも暮れになって、興行収入、新記録樹立されました。
この機会に、皆さんそれぞれ自身にとっての大切な作品を思い返してみるのもいいかもしれませんよね。
来たる2021年、今度はどんな映画や音楽や本に出会えるんでしょうか。
楽しみです。
そして来年には、コロナと過ごすこの生活において、今より明るい将来が見えるようになることを願っています。
もちろん、そのために自分自身が協力し、努力していきたいとも思っています。
本当に大変な年となった2020年、やっと終わります。
ケガもあったけど、とりあえずは無事に年末を過ごせることに感謝。
来年の抱負は、また年明けの更新で。
2020年の更新はこれで終わり。
今年も一年間ありがとうございました。
来年もまたよろしくお願いします!
最後はお決まりのあのご挨拶で締めたいと思います。
それでは皆さん……
良いお年を!!